さぁ第5弾!です。
今回は「音楽」の記事の「80年代の洋楽」でも紹介した
「The Human League」の「Don’t You Want Me(愛の残り火)」
です。
ポリスの次に紹介しようと思ってたのですが「監視、ストーカ」系でやったため5曲目になっちゃいました。
ジャケット
国内版シングル・ジャケットの紹介です。
キャッチコピーに全英シングル・チャートNo.1ってありますが、全米でもNo.1になりました!
つまりゴイスーってことですね!
曲の紹介
ニュー・ウェーブを牽引した王道のシンセ・ポップ
間違いなく80年代の前半のニュー・ウェーブのシーンを牽引した曲だと思います。
「たーったったったった、たった、たった~~ん♪」のイントロかっこいいですよね。
当時はやっぱりシンセサイザーの音色やシーケンサーのリズムは時代の最先端って感じでした。
だんなはそこからイギリスのニュー・ウェーブにのめり込んでいったんだそうな(どうでもいい?笑)。
ヒューマン・リーグって?
もともとは「The Future」ってバンドだったのですが、ひとり脱退したタイミングでボーカルが必要ってことで、メンバーのマーティンの学生時代の友人であるフィリップに声をかけたんだそう。
そのタイミングで新たなボーカルと音楽で再出発するために新しいバンド名として「The Human League」で再出発してます。ちなみにボードゲーム「StarForce: Alpha Centauri」からとった名前みたいです。
でもですよ。
商業的にもうまくいかず、マーティンとフィリップが音楽の方向性でもめてメンバーのシンセ奏者でもある二人(マーティンとイアン)が脱退、つまり演奏者がいなくなってしまうんです。
脱退したマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュは
「The Heaven 17」
というバンドを結成したよ。
現在も頑張っているバンドです、いつか紹介したいですね。
さて、ヒューマン・リーグとしての責任や赤字をすべて背負ったフィリップですが、予定通り10日後のコンサートを行わなければプロモーターから訴えるって脅されていたんだそうな。
やば!! ってなったフィリップですが大胆な行動をとりました。
困ったフィリップはディスコで17歳の夜遊び女の子二人をナンパ?したんです。って話が有名です。
特に本格的に歌やダンスをしていなかった彼女たちですが、ライブでは評論家から「Oakey and his dancing girl」なんて揶揄されていたそう。
でも「愛の残り火」で商業的に成功し、まだ現役で頑張っているから結果オーライです。
当時としてはめずらしい映画監督によるビデオ・クリップ
さて、MVはというと殺人ミステリー映画の撮影と編集がテーマになっていてバンドメンバーが出演しています。
でMVを撮った人物はアイルランドの映画監督でスティーブ・バロンという人です。
スティーブ・バロンはこのMVの他になんと「Michael Jackson」の「Billie Jean」も手掛けています。
他にも監督した有名なMVあるよ。
メイキング的なビデオなのでセットやカメラ、かちんこなどが映ってます。
確かにMVとしては斬新なアプローチですよね。
さて詩の内容ですが、、、
男女の掛け合いでお互いの心情を語っていく感じになっています。
カラオケでデュエットできますよ!!
お前を有名にしてやったのは俺なんだぜ、俺に会いたくないって信じらんねーよ。
だったらよ~お前をもとのウェイトレスに戻すことだってできんだぜ!!
考え直さなきゃお互い後悔すんぜ~
女子)そんなことないっすけど、ってな感じかな
みたいなことを言ってますー
さぁ、そんなこと言われた女子はどうするんでしょう?
私はカクテル・バーのウェイトレスとして働いていたのは確かにそう。
でもその時でさえ、私はもっと上に行けるってわかっていたわ。
あなたがいても、いなくてもね。
ってなかなか現実的なんでふ。
(おめーがよ~いなくてもよぉ成功してんだよ、こっちはよっ、けっ!ってことですね?)
で、まだあなたを愛しているけど、
自分自身の道をいま歩いていくときだって思ってるの。
って、わかれましょ
ってな感じです、どうですか?
まぁ、男子は後ろ髪を引かれまくりなのに対して女子は現実的ですよね。
とだんなはそのとき思ったのです。
いや、がきんちょの時から思ってました…
ん? 後ろ髪? 関係ないけどそういやフィリップさんどないしてる?
フィっ、フィリップさん!はっ、はg
いや何も言うまい。いまだに現役でがんばってありがとう~。尊敬します!
結論:後ろ髪ひかれたくても光陰矢の如し(詠み人なし)
「ヒューマン・リーグ」で「愛の残り火」です。
ちぇけら!
さてさて、どうでしたか?
これまたイントロのシンセかっこいいよね!
今日はこれ聴いてノリノリなってください~
ちなみに、この曲はプロデューサーとシンセ担当のジョー・カリスが原曲をリミックスしたんだけど、フィリップはそれを気に入らなくてアルバムB面の最後にしたんだす。
フィリップは今でもこの曲は過大評価されていると言っているらしいのですが、まぁ当初リミックスを却下したのは間違いだったと認めているようです。
ここでだ~い、どんで~んです。
Wikiにこんなこと書いてありました。
Oakey has also pointed out another misconception: that it is not a love song, but “a nasty song about sexual power politics.[15] [better source needed]
https://en.wikipedia.org/wiki/Don%27t_You_Want_Me#Reception
ほんまかいな~と思い、注釈[15]のインタビューを見てみましたよ。
フィリップが言っているわけではなく、「Don’t You Want Me」の単語も出てこないよう思いますが、スーザンが
It’s not autobiographical. it separates the power struggle between men and women that happens, it happened there, need to happen now and we’re long-gone sort of things.
Interview The Human League – Philip Oakey, Joanne Catherall and Susan Ann Sulley (part 4) – YouTube
と言ってます。
男女間のラブソング的なものではなく、立場的に優位な男性の権力に対する問題提起をした曲ってことなんかな?
40年以上経ってその深い内容に気づいてびっくり仰天のだんなでした。
ではまた次回会いましょう。
ばいなら、ばいなら、ばいなら。
歌詞、クレジット
歌詞やクレジットなどに関する情報です。
他にもあったほうがいいなって思う情報があれば随時追加していきます。
歌詞
The Human League – Don’t You Want Me Lyrics | AZLyrics.com
クレジット
Don’t You Want Me
リリース:1981年1月
作詞/作曲:ジョー・カリス、フィリップ・オーキー、フィリップ・エイドリアン・ライト
ボーカル:フィリップ・オーキー
コーラス:スーザン・アン・サリー、ジョアン・キャザロール
キーボード:イアン・バーデン、ジョー・カリス
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