みなさん、おはこんばんちは。
ここまでパンク、ニューウェイヴ、シンセポップと突っ走ってきましたが、今回はガラッと空気を変えて、大人な夜にそっと寄り添う1曲をお届けします。第26弾です!
紹介するのはSade(シャーデー)の「Smooth Operator」だす。
クワイエット・ストームだのソフィスティ・ポップだの、これまでとは全然違うジャンルのワードが並ぶ回になります。サックスの音色にとろけてちょ。
ジャケット(スムースオペレーター/シャーデー)
スムース・オペレーターのジャケットってめっちゃたくさんある。
国内盤7インチ(84年9月21日)と国内盤12インチのジャケットを紹介します。たぶん米国で売れるより早く?日本が出しちゃったのでこの後、アメリカン・ミックス(85年5月22日)っていうのが出た(知らんけど…)。
アメリカン・ミックスのジャケよりは断然こっちの方がよい!(と思ふ)。かっこいー。


デビュー当時は「シャーディー」表記だったんだね!
いや~美人さんですね…😍😍😍
アメリカン・ミックス盤からは「シャーデー」になってる。
アーティスト紹介(シャーデー)
Sadeは、1982年にロンドンで結成されたバンド。
中心人物であるSade Adu(シャーデー・アドゥ)のソロ名義のように誤解されがちなんだけど、正式には彼女を含む4人組バンドの名前です(ん~Superflyみたいなもんだね)。
もともとAduは、ファッションデザインを学んだのちモデル業を経て、ラテン・ソウル・バンド「Pride」のバックコーラスとして音楽活動をスタートさせます。
んで、Prideのギタリスト/サックス奏者だったStuart Matthewman(スチュアート・マシューマン)と作詞作曲のパートナーシップを結成、リズム隊(ベースのPaul Denman(ポール・デンマン)とドラムのPaul Anthony Cooke)をバックに、Prideのライブの中で自分たちの持ち曲を演奏する、ってのを始めたのがそもそもの出発点みたい。
Aduがソロで歌っていた「Smooth Operator」(そう、今回の曲)が、レコード会社の目に留まったことがきっかけとなり、1983年、Adu・Matthewman・Cooke・Denmanの4人がPrideから独立するかたちでSadeの結成となるんだな。
1982年12月、ロンドンの老舗ジャズクラブRonnie Scott’s ClubでPrideのサポートとして初ライブ!
1983年半ばにはAndrew Hale(アンドリュー・ヘイル)がキーボードで加入。1983年10月18日にCBS(のちのEpic Records)と契約し、1984年初頭にはドラムがCookeからDave Early(デイヴ・アーリー)に交代しています。
1984年2月発表のデビュー・シングル「Your Love Is King」がいきなり全英トップ10入り。同年7月発表のデビュー・アルバム「Diamond Life」も全英2位を記録し、半年以上トップ10にとどまる大ヒットとなりました。
翌1985年のブリット・アワードでは「Best British Album」を受賞しているよ。
「シャーデー」てバンド名だったんだよ。紛らわしいよね。😳
ちなみに「Sade」って、米国のレコードレーベルが表記した発音ガイドのせいで、米国とイギリス本国とで発音違うらしいよ。
曲の紹介(スムース・オペレーター)
「Smooth Operator」は、Sade AduとPride時代の仲間Ray St. John(レイ・セント・ジョン)の共作。
実はSt. Johnはバンド「Sade」自体のメンバーではありません。2人が曲を書いたのは1982年、まだ2人ともPrideに在籍していた頃で、当時は曲を書いただけでレコーディングまでは至らなかったとされています。
実際の録音は1983年、ロンドンのPower Plantスタジオで行われ、プロデュースを手がけたのはRobin Millar(ロビン・ミラー)。
このミラーさん、実は本人自身が音楽業界で「The Original Smooth Operator」なんてあだ名で呼ばれてた人らしいんだよね。自分のあだ名そのまんまの曲をプロデュースすることになったの、偶然にしてはできすぎじゃない?😂
「Diamond Life」からの3rdシングルとして1984年8月28日にUKでリリースされ、全英チャート19位。
その後1985年2月にUSでもシングル・カットされると、同年5月にビルボードHot100で自己最高となる5位を記録し、Sade初の全米トップ10入りを果たしたんだな。
ビルボードのアダルト・コンテンポラリー・チャートでは2週連続1位にも輝いています!
デビュー曲「Your Love Is King」が全英での自己最高位を保持し続けている一方で、この「Smooth Operator」はSade屈指の”世界的なブレイクスルー曲”という位置づけになりました。
歌詞は、社交界を渡り歩く伊達男(スムース・オペレーター)が女性たちを次々と魅了しては泣かせていく……という、いわゆる「詐欺師/プレイボーイ」を描いた内容。
Aduの語りかけるようなイントロのスポークン・パートもこの曲を印象づける大人曲のポイントのひとつです。
ミュージックビデオは、のちに1986年公開の映画「Absolute Beginners」にSadeを起用することになるJulien Temple(ジュリアン・テンプル)が監督です。
で、”スムース・オペレーター”を演じるのは俳優Michael Feast(マイケル・フィースト)で、彼が浮気する相手のウェイトレス役をAmanda Pays(アマンダ・ペイズ)が演じています。
12インチ版のバージョンでは、警察に協力するAdu、そして屋根伝いに逃走した末に撃たれて転落死するオペレーター……という、なかなかハードな寸劇仕立てのストーリー展開だす。
1985年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでは、この曲で「Best Female Video」と「Best New Artist」の2部門にノミネート。
同年7月13日には、ウェンブリー・スタジアムで行われたLive AidにSadeも出演しています。Sade Aduは、あの日ウェンブリーの75,000人の観客の前でライブ出演したアーティストの中で唯一のアフリカ生まれの出演者だったそうです(全世界170カ国・推定14億人がテレビ中継を視聴してるんだと😮)。
そういえば今年2026年、Sadeはついにロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たしたばかりなんだよね。
40年以上前のヒット曲が、今もこうやって評価され続けてるのすごいことだよね…🎷
余談ですが、この曲はヒップホップ方面からの支持も厚く、Eric B. & Rakimが1987年の名曲「Paid in Full」の中で「Smooth Operator」に言及しているほか、後年多くのアーティストがSadeからの影響を公言しています。
歌詞について
Diamond life, lover boy
歌詞の冒頭、この一節からアルバムタイトル「Diamond Life」が名付けられたそう。
When you require streetcar
desire for higher heights
本人らが明言しているわけではないんだけど、おそらくテネシー・ウィリアムズの名作戯曲『欲望という名の電車』へのさりげないオマージュっぽい。
テネシー時代の都市交通機関の刺激的な躍動感(ニューオーリンズに実在した路面電車の路線名「Desire線」に由来)とアドゥ時代(80’s)のコンクリートジャングルの中、刹那的で、スリリングで、高揚感のある体験を求め、夜の情熱を彷彿とさせる渇望・欲望みたいなものを対比させて表現しているんだと思ふ…(ほんまか?🤔🤔🤔)
結論:ニューウェイヴの喧騒からいきなりの大人の色気、ギャップで熱でそう。😅
動画
では「シャーデー」で「スムース・オペレーター」です!ちぇけら!!
さてさてさて、どうでしたか?
急に大人になった感じ?たまにはこういう夜もいいよね。
いつものパンク・ニューウェイヴ回に戻るか、このままクワイエット・ストーム路線を続けるか、悩みどころです。次回もお楽しみに。
ではまた次回会いましょう。
ばいなら、ばいなら、ばいなら。
歌詞、クレジット
歌詞やクレジットなどに関する情報です。
他にもあったほうがいいなって思う情報があれば随時追加していきます。
歌詞
Sade – Smooth Operator | Genius.com
クレジット
Smooth Operator
リリース:1984年8月28日(UK)/1985年2月(US)
作詞作曲:Sade Adu、Ray St. John
プロデュース:Robin Millar
ボーカル:Sade Adu
サックス/ギター:Stuart Matthewman
ベース:Paul Denman
キーボード:Andrew Hale
ドラム:Paul Anthony Cooke、Dave Early

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