洋楽 80’s – Steppin’ Out / Joe Jackson

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みなさん、おはこんばんちは。
前回のJoJoで陽が高くなったところで、今回はいよいよ日が暮れて夜の街へ繰り出す番です。曲名からしてもう答え合わせ気味ですが、気にせずいきましょう。第28弾です!

紹介するのはJoe Jackson(ジョー・ジャクソン)の「Steppin’ Out」。タイトルどおり、夜の街へ繰り出すワクワク感をそのまま音にしたようなナンバーです。

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ジャケット(ステッピンアウト/ジョージャクソン)

日本盤とUK版のジャケットです。
日本盤にはアルバム「Night and Day」と同じ摩天楼とピアノの線画が使われてる。UK盤は白黒のスーツ着た写真だね。日本盤が好みかな~。US盤はジャケットはほとんど同じ、でもカプリング曲が違う~~。

てぃーだ

発売当初は国によってB面が3種類(UK:Another World/US:Chinatown/日本:Breaking Us In Two「危険な関係」)もあったんです。国によって、ウケが違うって、判断したんだろうね(知らんけど)。

ちなみに余談ですが、収録元のアルバム「Night and Day」のジャケットは、アートワークがPhilip Burke(フィリップ・バーク)、写真がGeorge Duboseとクレジットされています。

青地の摩天楼、白地の部分にグランドピアノとそれを弾く人物を描いた線画、という図柄で、UK・US盤の白黒写真(撮影:Gary Green)とはまったく別のデザイン。日本盤は、こちらの図柄のほうを使っているわけですね。

このBurkeさん、音楽のコレクター品を扱うお店によると、アメリカの似顔絵画家・イラストレーターで、Rolling Stone誌の誌面で10年近く肖像画を描いていた人らしいです。

で、A&Mがこのアルバムのプロモーション用に、Burkeのサイン入りの版画(リトグラフ)を200部作らせたんだと。(欲しい!!😍)

ちなみにお店でその版画は「Joe Jacksonのリトグラフ」と紹介されているので、ピアノを弾いているのはJackson本人ということらしい。

アーティスト紹介(ジョー・ジャクソン)

Joe Jackson(本名David Ian Jackson)は、1954年8月11日イングランド・スタッフォードシャーのバートン・アポン・トレント生まれ、ポーツマス育ちのシンガーソングライター/ピアニストです。

11歳でヴァイオリンを習い始め、数年後にピアノへ転向、父親を説得して自宅にピアノを買ってもらったそうです。16歳からバーでピアノを弾き始め、18歳で奨学金を得て名門Royal Academy of Music(王立音楽院)で作曲を学びました。
すんげー才能だね(しかも金持ち!?)

ちなみに「Joe」という名前、実は本名ではありません。最初のバンド(Edward Bear、のちにArms and Legsに改名)にいた頃はまだDavid Jacksonと名乗っていましたが、イギリスのテレビ人形劇のキャラクター「Joe 90」(天才少年スパイ)に似ていると思われたことから「Joe」というあだ名がついたそうです。

てぃーだ

音楽院で作曲を学んだガチ勢が、人形劇キャラのあだ名で音楽人生を歩むことになるとは……ギャップすごっ😂

1978年、デモテープがレコード・プロデューサーの耳にとまってA&M Recordsと契約しました。
翌1979年、新たに結成したJoe Jackson Band(Jackson、Gary Sanford、Graham Maby(グラハム・メイビー)、David Houghtonの4人編成)でデビュー作「Look Sharp!」をリリースします。

バンドは同時代のエルヴィス・コステロやグレアム・パーカーに近い路線のロックで、シングル「Is She Really Going Out with Him?」は5カ国でトップ40入りです。
続く「I’m the Man」(1979年)、「Beat Crazy」(1980年)を経て、バンドは1980年末に解散。1981年には往年のスウィング/ブルースを取り上げたアルバム「Jumpin’ Jive」を発表しています。

そしてこの曲が入っている1982年のアルバム「Night and Day」がリリースされます。

この時期に結婚生活が破綻したJacksonはこのアルバムを録るためにニューヨークへ移ったのだそう。80年代に入ってよりジャズ・ポップ寄りのスタイルへ移っていった時期の作品で、UK3位・US4位と、Jacksonのスタジオ・アルバムでUK・US両方のトップ10に入った唯一の作品になりました。

曲の紹介(ステッピン・アウト)

アルバム「Night and Day」は、1982年1〜2月にニューヨーク・ソーホーのBlue Rockスタジオでレコーディング。プロデュースはDavid KershenbaumとJackson自身の共同です。

タイトルはCole Porter(コール・ポーター)の同名曲から取られていて、「ニューヨークの24時間」の雰囲気を持たせたアルバムと紹介されています。LPのA面は”Night Side”、B面は”Day Side”と名付けられていて、「Steppin’ Out」はNight Sideの最後、5曲目ですね。

演奏は、Jackson自身が2019年のツアー中に語ったところによると、この曲の楽器はJacksonがほぼ全部演奏していて、生はセッション・ドラマーLarry Tolfree(ラリー・トルフリー)が加えたスネアとシンバルだけらしい。残りのドラムのビートは、1979年製のリズムマシンKorg KR-55にプログラムしたものだそう(2019年のツアーでも、そのオリジナルのKR-55を使って演奏している。Live in Italy 2019とかで探すと出てくるよ)。

てぃーだ

つまりJackson本人がボーカル、ピアノ、ハモンドオルガン、Minimoog、ヴィブラフォン、ドラムプログラミングまで一人でこなしてるってこと。マルチプレイヤーここに極まれりだね🎹

1982年8月にUSでシングル・カットされ、同年10月22日にはUKでもリリース。US Billboard Hot 100では最高6位で、Jacksonにとって米国最大のヒットに。UKでも6位を記録し、こちらは1980年の「It’s Different for Girls」(5位)に次ぐ2番目のヒットとなりました。カナダでは5位、アイルランドでも5位。

翌1983年のグラミー賞では「Record of the Year」と「Best Male Pop Vocal Performance」の2部門にノミネートされましたが、それぞれTotoの「Rosanna」、Lionel Richieの「Truly」に敗れています。うん残念(、斬り…)。

ミュージックビデオはSteve Barron(スティーヴ・バロン)監督です。1982年夏、ニューヨークのSt. Regis Hotelで一晩かけて撮影され、金髪のホテルメイドが自分をシンデレラに重ねて夢想する、という筋立てになっています。

ただしJackson本人はこのビデオを不本意ながら作ったそうで、1984年のTime Out誌にこう語ったそうです。

“Rock ‘n’ roll is degenerating into a big circus, and videos and MTV are very much part of that. People who are seriously interested in making music as an end in itself are going to have to split away and forge a different path.”

ロックンロールは巨大なサーカスへと成り下がってしまい、ビデオやMTVはその大きな要因になっている。純粋に音楽それ自体を目指して真剣に音楽を作りたいと考えている人々は、そこから離脱して別の道を切り拓いていかなければならなくなるだろう。って、名言だすな…

てぃーだ

まぁ、言いたいことも分からんでもない。映像が入るとどうしても、それをイメージしちゃうからね…(ストーリーが嫌だったんだろね、多分…)
でも、ニューロマンティクス系とかそれを売りにしていたバンドとかも多かったしね…きっとマイコーとかもそうだし。

もちろん後年の評価も高く、2015年にはPitchforkが「The 200 Best Songs of the 1980s」で153位に、2022年にはRolling Stoneが「100 Best Songs of 1982」で93位にランクインさせています。

歌詞について

ゆー、べぇぃぶ、すてっぴん、あ~ぁう。

いろいろなところでしばしば語られているっぽいのが、曲ができてすぐ歌詞を書いたとき思い浮かべていたのは「ケンカしたばかりで、仲直りしようとしているカップル」なんだとか。

With no more angry words to say can come alive
Look and dry your eyes

まぁ、歌詞からも多分そうなんだろうな、ってのは分かるよね(ちょっとした仲直りのドラマが背景にあるんだな)。あと、「”steppin’ out”というフレーズ自体、1930年代のニューヨークで生まれた言い回し」となんて謂れがあるそうな、ないそうな。

あと、MTVが台頭してきたからなのか(まぁ、ラジオっても言ってるから、それだけではないのだけれども)、若いのに年齢より老けてる、スッテピン・アウトだぜ!って、じじー?みたいなこと言ってる…🤫

We are young but getting old before our time
We’ll leave the T.V. and the radio behind

結論:夜の街へ繰り出そう。テレビばかり見ないで外で遊びなさい!的ノリノリ説教だす。

動画

では「ジョー・ジャクソン」で「ステッピン・アウト」です!
ちぇけら!!

さてさてさて、どうでしたか?
タイトルどおり、素直に夜の街に繰り出したくなる1曲でしたね。ドラムマシンの音かっこいいよね。ジョーのピアノもいいし。

ここからはいよいよ大人の時間。次回もお楽しみに。

ではまた次回会いましょう。
ばいなら、ばいなら、ばいなら。

歌詞、クレジット

歌詞やクレジットなどに関する情報です。
他にもあったほうがいいなって思う情報があれば随時追加していきます。

歌詞

Joe Jackson – Steppin’ Out | Genius.com

クレジット

Steppin’ Out
 リリース:1982年8月(US)/1982年10月22日(UK)
 作詞作曲:Joe Jackson
 プロデュース:David Kershenbaum、Joe Jackson
 ボーカル/ピアノ/ハモンドオルガン/Minimoog/ヴィブラフォン/ドラムプログラミング:Joe Jackson
 ドラム(スネア・シンバル):Larry Tolfree

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