洋楽 80’s – JoJo / Boz Scaggs

boz-scaggs-jojoのアイキャッチ画像

みなさん、おはようさんです。
第27弾です!昨夜はシャーデーのクワイエット・ストームでとろけましたが、一晩明けたら気分は一新。今回はカラッと乾いたAORサウンドで朝から軽やかにいきましょう。

紹介するのはBoz Scaggs(ボズ・スキャッグス)の「JoJo」。爽やかなグルーヴに乗せて、実はけっこう物騒な歌詞を歌っちゃう曲です。ギャップも込みで楽しんでちょ。

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ジャケット(ジョジョ/ボズ・スキャッグス)

オーストラリア盤のジャケットです。日本ではシングルカットされてなくて、アメリカ版は紙スリーブ?でジャケ写は無いっぽい。

boz-scaggs-jojo_austのジャケット
てぃーだ

紫煙をくゆらせるボズ。かっこいいね。
網タイツの太ももに膝枕です。裏山😝

ちなみに余談ですが、収録元のアルバム「Middle Man」自体のジャケット写真は、フランスの著名ファッション写真家Guy Bourdin(ギイ・ブルダン)が撮影したものだそうです。

Vogueなどで活躍し、シュルレアリスムの影響を感じさせる強烈な色使いと物語性のある構図で知られる、写真史に名を残す人物なんだそうな。見た目の構図が似ているので恐らくアルバムの写真使っているのかな?

アーティスト紹介(ボズ・スキャッグス)

Boz Scaggs(本名William Royce Scaggs)は、1944年オハイオ州キャントン生まれのシンガーソングライター/ギタリストです。

「Boz」というあだ名は、通っていたダラスの私立校St. Mark’s School of Texasで、同級生が彼に妙なニックネームをつけようとした際に「Bosley」→「Boswell」→「Bosworth」と変化していき、最終的に短縮されて「Boz」になったという経緯なんだとか。(おれもそんな経験ある~😅)

そのSt. Mark’sで出会ったのが、のちにSteve Miller Bandを率いることになるSteve Miller(スティーヴ・ミラー)。ミラーにギターの手ほどきを受け、2人でブルースバンドを組んで活動を始めたんだそう。

ヨーロッパを放浪してスウェーデンでソロデビュー作を録音するという寄り道を経て、1967年にミラーからの誘いでサンフランシスコへ移住し、Steve Miller Bandに正式加入。1967〜68年、初期の2作「Children of the Future」「Sailor」に参加してたんだと。

その後ソロ活動に専念。なかなかヒットに恵まれず、転機となったのは1976年のアルバム「Silk Degrees」です。

ここでScaggsが起用したセッションミュージシャンたち——David Paich(デヴィッド・ペイチ)、David Hungate(デヴィッド・ハンゲイト)、Jeff Porcaro(ジェフ・ポーカロ)ら——が、このツアーをきっかけに結束を強め、のちにバンドTotoを結成することになります。

Paich本人も「Silk Degreesがなければ、Totoの結成はもっと違うタイミング・違う形になっていたかもしれない」と振り返っているほど。つまりScaggsは、間接的にTotoの”生みの親”のひとりでもあるわけです。

てぃーだ

Silk Degreesは全米2位まで上がる大ヒットで、「Lowdown」「Lido Shuffle」などのヒット曲も生まれたよ。グラミーでもアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされてる。今回のJoJoが入ってるのはその4作あとの「Middle Man」(1980年)だから、脂が乗り切ってた時期の1曲ってことだね😎

1980年発表の「Middle Man」は、Silk Degrees以降と同じくToto周辺のミュージシャンを再集結させたアルバムで、全米アルバムチャート8位・プラチナ認定を記録しています。

そのアルバムから「Breakdown Dead Ahead」(全米15位)と、今回紹介する「JoJo」(全米17位)という2曲がトップ20ヒットになりました。なお、この後Scaggsは1980年代のほとんどを休養に充て、次のアルバム「Other Roads」までに8年も間を開けてます。

曲の紹介(ジョジョ)

「JoJo」は1980年4月発表のアルバム「Middle Man」の1曲目に収録され、同年6月にアルバム2枚目のシングルとしてカット。作詞作曲はScaggs、David Foster(デヴィッド・フォスター)、David Lasley(デヴィッド・ラズリー)の3人のクレジットです。

制作エピソードについて、Scaggs本人は後年のインタビューでこう振り返っています。

曲はフォスターが弾き始めて、それに乗せて僕が歌詞を歌いながら書いていった。そこにラズリーがいくつか言葉を足してくれたんだ。

The music was Foster; he just starts playing it and I start singing along with it and wrote the words. Then Lasley filled in some words, too.
2013年のBoz Scaggs本人インタビュー

ってな感じで即興とまでは言わんけど、才能が集まるとフュージョンするんだね…

フォスターはこの頃、Earth, Wind & Fireの「After the Love Has Gone」なども手がけ、のちに大物ソングライター/プロデューサーへと駆け上がっていく真っ只中。当時から只者ではなかったようです。

レコーディングには、Toto結成前からScaggsと組んできたJeff Porcaro(ジェフ・ポーカロ)がドラムで参加し、ギターにはTotoのバンドメイトSteve Lukather(スティーヴ・ルカサー)も参加しています。ベースは本来David Hungateが弾く予定だったみたいなんだけど、HungateがキャンセルとなりJohn Pierce(ジョン・ピアース)に交代した、というエピソードもある。パーカッションにはLenny Castro(レニー・カストロ)、そしてサックス・ソロはAdrian Tapia(エイドリアン・タピア)が担当しています。まぁまぁな(かな~り😤)豪華な布陣ですね。

てぃーだ

プロデュースはBill Schnee。巷では「公式ミュージックビデオでドラムを叩いてるのはJeff PorcaroじゃなくてCarlos Vegaでは?」という書き込みもあるよ。これはあくまでビデオに映ってる人の話で、レコーディングのクレジット(Jeff Porcaro)とは別の話。ビデオの方の真相はちょっと霧の中かな…💭

チャート成績は、全米Billboard Hot 100で17位、カナダのRPMチャートでは15位、Billboard Hot Adult Contemporaryで29位、Hot Soul Singlesで17位、オーストラリアでも73位を記録しました。米・加・豪すべてでランクインする、当時のScaggsらしいワールドワイドなヒットです。

歌の主人公「JoJo」は、ニューヨークの、いわゆる”ポン引き(ヒモ)”の男。とあるサイトの投稿による楽曲解説では、この曲を一言で「スリックなNYCのポン引きに捧げるスムースな讃歌(Smooth ode to a slick NYC pimp)」とまとめられていて、Songfactsでは「ポン引きを題材にした初のヒット曲」という趣旨の紹介もされているみたい(まぁ、ヒット曲に限ればそうなのか?、知らんけど…)。

ミュージックビデオも制作されており、監督はArnold Levineって人。MTV開局(1981年)前はミュージックビデオを作ること自体がまだ珍しかった時代で、バンドメンバーに囲まれてビシッと決めた衣装で歌うScaggsの姿が見られる比較的オーソドックスな演奏シーン中心のMVです(いいですよこういうのも)。

アメリカでは12インチシングルでディスコ・バージョンもリリースされたよ。

歌詞について

歌詞は一貫して「JoJo」という男の危うい魅力を、聴き手にも「見せつける」ような構成になっています。

サビで繰り返される”Broadway nights”というフレーズが象徴するように、舞台はニューヨークの繁華街。踊れるグルーヴの中に、暴力の匂いをちらつかせる歌詞を仕込んでくる、このギャップがこの曲の肝なんかな。

His baby stays high
Got to keep her sweet
He keep her just right
Keeps her on the street

Jojo – Boz scaggs

ってな歌詞があるから、初の「ポン引き」ヒット曲と言われるゆえん~~かな。
おだてて通りに立たせる、って…

結論:朝からポン引きの歌を熱唱するはとぷら、ちょっと心配になってきた。(笑)

動画

では「ボズ・スキャッグス」で「ジョジョ」です!
ちぇけら!!

さてさてさて、どうでしたか?
歌詞はちょっと不穏な感じあったけど、サウンドは終始オサレでベース、サックス🎷がかっこいいよね。

さて、陽が高くなってきたところで、次回はいよいよ夜の街へ繰り出します。お楽しみに。

ではまた次回会いましょう。
ばいなら、ばいなら、ばいなら。

歌詞、クレジット

歌詞やクレジットなどに関する情報です。
他にもあったほうがいいなって思う情報があれば随時追加していきます。

歌詞

Boz Scaggs – Jojo | Genius.com

クレジット

JoJo
 リリース:1980年6月(US、シングル)/1980年4月(アルバム「Middle Man」収録)
 作詞作曲:Boz Scaggs、David Foster、David Lasley
 プロデュース:Bill Schnee
 ボーカル/ギター:Boz Scaggs
 リードギター:Steve Lukather
 ギター:Ray Parker Jr.
 ベース:John Pierce
 ドラム:Jeff Porcaro
 パーカッション:Lenny Castro
 サックス・ソロ:Adrian Tapia
 キーボード/シンセサイザー/ストリングス・アレンジ:David Foster
 コーラス:Charlotte Crossley、David Lasley、Sharon Redd

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